最近M5StickCをゲットしました!
ゲットしたはいいけど、「Wi-Fiとかどうやって接続したらええんや」といろいろ悩むことがあったので入門書を購入することにしました。
いろいろ探した結果、「M5Stack&M5StickCではじめるIoT入門」という本が最近発売されていたのでポチることに。
個人的には、はじめてM5Stackとかをいじる人にはいい内容だなと感じました。
今回は「M5Stack&M5StickCではじめるIoT入門」を読んだ感想について紹介していきます。
目次
どんな人にオススメ?
とりあえずM5Stack触ってみたい!という人にはオススメ
こういうのって開発環境の準備に手間取ることが多いのですが、本書を読めば問題なく環境設定ができます。
イラスト付きで分かりやすいですし、内容も絞られているので初心者にはオススメの内容でした。
プログラムも写経していけば問題なく動作したので、とりあえずM5Stack触ってみたいという人にはオススメです。
M5Stack&M5StickCではじめるIoT入門の良かった点
M5Stackk&M5StickCの基礎的な内容を学ぶことができた
本書ではボタンを押したときの処理やセンサーデータの取得など、M5Stackk&M5StickCを使って開発するなら最低限必要であろう機能に絞って紹介されています。
ページ数も230ページほどなのでそんなに分厚くなく、イラストや写真をふんだんに使っているので内容も濃いわけではありません。
本当にIoT開発に必要な最低限の知識に絞られているので、まったくの初心者なら1~2週間、なにかのプログラムの経験があるなら2~3日程度で全部おわるはずです。
- HelloWorldの表示
- ボタン押されたときの処理
- センサーデータの取得
- クラウドへのデータアップ
- クラウド連携
これ一冊だけでは物足りないと思いますが、やり切れば「次はこんなことがしたい!」というやる気がどんどん出てくるでしょう。
Firebase、スプレッドシート、AWS、LINEなど多数のクラウドとの連携の仕方がわかる
M5StackやM5StickCにはWi-Fiが搭載されているので、簡単にネットに接続することができます。
なので、M5StackやM5StickCで取得したデータをクラウドに保存することも簡単にできるのが魅力的です。
確かにクラウドに保存できる!といわれても初心者にとっては「どこにどうやってやればええねん!」となります。
”M5Stack&M5StickCではじめるIoT入門”では、Firebase、スプレッドシート、AWS、LINEなどのメジャーなクラウドサービスへのデータの保存の仕方を詳しく写真付きで紹介してくれています!
M5Stack&M5StickCではじめるIoT入門の残念な点
コードのの意味は自分で調べる必要あり
Wi-Fiの接続やクラウドとの連携のやり方などが紹介されている本書ですが、紹介されているコードについてはかなり説明不足だと思います。
例えば、
Serial.print("connecting");
というプログラムなんですが、突然出てきて何の説明もありません。
みたいなことになります。(笑)
これを書いてるとArduino IDEのシリアルモニタというモニタを使って、デバッグなんかに使えたりします。
こういう「このコード何やってるの?」っていう説明がちょくちょく省かれているので、うまく動作しなかったときにどこがダメなのかわかりにくいのが残念でした。
BLEの内容がないのは残念
M5StackやM5StickCにはBluetoothが使え、Bluetooth Low Enrgy(BLE)でデバイス同士でデータのやり取りができます。
しかし、本書にはBLEの使い方が全然書かれていなかった・・・!
Wi-FiとBluetoothが使えるのがM5シリーズの特徴なのに、それについて書かれていないのはちょっと残念でした(´;ω;`)
複数のM5シリーズを使ってデータをクラウドにアップする場合、全部のM5デバイスをWi-Fiにつなげるのは接続数の上限に引っかかりそうであまりやりたくありません。
こんな方は、ググるかほかの本で調べる必要があります。
最後に
とりあえずM5StackとかM5StickCを始める人にはオススメ!
かなり基礎的な内容が多いので、とりあえずM5StackとかM5StickCを始める人にはオススメの本です。
既にM5StackとかM5StickCをバリバリいじっている人は買う必要はないと思います。